新年度を迎えるということで、このはなれを引っ越すことにしました。
引っ越し先は追ってお知らせします。
引っ越しは今年の5月1日からの予定です。
よろしくお願いします。
>優生学思想も見え隠れするラッセルには批判もあることでしょうし、
>なにより文体が上から目線的なので今はあまり流行らないでしょうね。
ラッセルの書物に見え隠れする上から目線は私も感じました。
流行らないのは時代の流れでしょうが、よい訳であれば批判的な精神を
抱きつつ、触れてみたい気がします。
>多くの日本人は体質なのか文化的な要因なのか英語がほとんどできませんが、
>ネット時代ですし、読み書きだけで十分ではないでしょうか。
私も読み書きだけで十分だと思います。話す聞く交渉するは、プロに
任せておけばいいと信じています。
英語と言えば、以前にラッセルの話題がありましたよね。「怠惰への讃歌」だったか、翻訳が悪すぎてどうにもなりませんでしたねえ。有名な「幸福論」には非常に優れた訳本があります。実を言うとラッセルはその思想も文体も好きではないのですが、英語の副読本としてかなり出回っていた時代もありました。優生学思想も見え隠れするラッセルには批判もあることでしょうし、なにより文体が上から目線的なので今はあまり流行らないでしょうね。
多くの日本人は体質なのか文化的な要因なのか英語がほとんどできませんが、ネット時代ですし、読み書きだけで十分ではないでしょうか。
>ラジオ講座”英語で読む村上春樹”の
>10月分がすでに終りました。
テキストを買ってみました。かえる(*くん*)とかえる(*さん*)の
ニュアンスの出し方には苦労されているようですね。
まだ放送を一度も聞いていないのでネット上で聴けるアプリで
聴いてみます。
ラジオ講座”英語で読む村上春樹”の
10月分がすでに終りました。
予告どおり、題材は”かえるくん東京を救う”になっています。
英訳の難しさ、その工夫が解説されますが、
朗読の雰囲気もかなり違います。
英語の朗読での”かえるくん”の話し方に違和感が。。。
でも、英語だと”スーパーフロッグ”なんでこういうゴツイ感じで
いいのかな?
日本語の朗読だと、少年の雰囲気を残した青年、といった感じで
朗読しているのでは。。。かえる”くん”ですからね。
それはとにかくこの番組は面白いです。まだまだ続きます。
パンチカード>
僕が大学のときもコンピュータの実習はこれでした。
嫌いだったので一回も触らず、、、なんてことを書いては
だめですね。^^;
8ビットCPUのパソコンはすでに販売されていて、
そちらのほうがずっと手軽に操作できましたが、
BASICしか走りませんでした。
>イザというときは岩波の公式集でしょうかね。
学生時代はいつでも買えると思っていました。
今またそろえてみたくなりました。
なぜか「特殊函数」と書きたくなってしまいます。
 ̄
函数と表記していた時代によく使われていたからでしょう。
>穴を間違えたらどうするのでしょうか。
穴を間違えた学生は大量のコンピュータ用紙を吐きだしていました。
位取りを誤ったのでしょう。コンピュータはこわいと思った
最初の事件でした。
まあ、直交多項式や関連する漸化式を覚えている人はほとんどいないと思いますが、イザというときは岩波の公式集でしょうかね。あれは3冊とも必携だと思います。陪ラゲールや陪ルジャンドルというのもあったような。ひと昔前の本にはかなり記載があるのですが、最近の量子論の本は演算子の代数で洗練されていますからね。超幾何級数論もいまどき流行らないのか、専門書は非常に少ないです。
さすがにパンチカードというのは私は使ったことがないです。穿孔ですか。穴を間違えたらどうするのでしょうか。
直交多項式にはいろいろ泣かされました。ルジャンドル多項式、
ラゲール多項式、そしてもちろんエルミート多項式にも。
量子力学にはつきもののエルミート多項式にはついぞなじめずに
終わってしまいました。しかし、再度お近づきになりたいものです。
>最近は微分方程式の大域挙動に興味があるのですが、
そうですね、今ではパソコンで独占して計算もできるし
グラフまで書けるようになりました。
ありがたくいい時代になったものです。
30年前のパンチカードの計算機センターから入った私には
想像もできませんでした。
まりんきょさん>
世界の終りとハードボイルドワンダーランド、読了とのこと、
楽しんでいただけたようで、私も嬉しいです。
ノルウェイの森、は。。。
お楽しみは後に取っておくという手もあるかもしれません。
一旦、初期作品に戻って読んでみるのもいいかもです。
ところで、NHKのラジオで
”英語で読む村上春樹”という番組があります。
現在、”象の消滅”という短編作品を対象に番組が進んでいますが、
もうすぐ終わると思います。
”象の消滅”はいまいち退屈に思ってしまいました。
次に予定されている作品は
”かえるくん東京を救う”です。
これはは私の好きな作品です。
英語にどんな風に翻訳されているのか、大変興味があります。
チェビシェフの多項式にそういう応用がありましたか。興味深いですね。勉強してみます。
私のトラウマはエルミート多項式かなあ。直交性の証明だったか、固有値が実数であることの証明だったか、いろいろ試験に出た記憶がありますが、当時はできなかったような気がします。
数値計算はパソコンで手軽にLinuxができるようになってから独習環境は格段によくなったと言えるでしょうね。昔のFortranコンパイラは大学の計算機センターみたいなところに許可をとらないとアクセスできませんでしたから。最近は微分方程式の大域挙動に興味があるのですが、こういうこともパソコンだからこそじっくり勉強できることで、そういう意味ではいい時代になったものだと思います。
>まりんきょさんには、
>”世界の終りとハードボイルドワンダーランド”をお勧めします。
図書館で借りてきて集中的に読みました。なかなか濃い小説でした。
おっしゃる通り計算士はかっこよく描かれていました。対する記号士は
計算士の敵として描かれていましたが、記号士ができることの描写が
少なかったように思います(読み飛ばしていたのかも知れません)
総じてハードボイルド・ワンダーランドの側はかっこいい主人公でした。
一方、世界の終り側は静謐な雰囲気で、私の好みはこちらの世界でした。
両者が合体したこの小説を読み終えて、「よくこんなに書けるものだ、
恐れ入りました」という感想を抱きました。ご推薦に感謝します。
ノルウェイの森に進むかどうかは、ちょっと考えます。
>弦楽四重奏のピアノ版は全く知りませんでした。これも大変興味深いですが、
>原曲がピアノ的ではないですから演奏効果はどうなんでしょうね。
私も第1楽章だけ編曲したことがあります。曲を理解するための写経のような
ものです。確かにピアノ的ではないので演奏効果としては低いと思います。
むしろ自分と向き合うときに弾くものだと思います。
第3楽章はもう少し演奏効果があがるのではないでしょうか。
>チェビシェフの多項式はcos(nθ)のあれですか。
>入試にもたまに出ているようですが、
>高校生には無理難題という感じもします。
まさに cos(nθ) を cos θの多項式であらわしたときのあれです。
おもしろいと思いますが、最大偏差最小を満たす多項式であることを
証明するのは荷が重いでしょう。
私は大学2年のとき数値計算の講義を受けていました。
その試験でチェビシェフ多項式によるミニマックス近似の問題が出て
答が書けず、それからトラウマが30年続いていました。
ありがとうございます。Lucien Garbanで検索してみましたが、デュランの校正者だった人のようですね。ラヴェルの友達だったとか。編曲の世界では有名な人なのでしょうかね。弦楽四重奏のピアノ版は全く知りませんでした。これも大変興味深いですが、原曲がピアノ的ではないですから演奏効果はどうなんでしょうね。
hasidaさんもありがとうございます。版権の所在も時代とともに変わっていくでしょうし、これからはダウンロード時代になっていくでしょう。
チェビシェフの多項式はcos(nθ)のあれですか。入試にもたまに出ているようですが、高校生には無理難題という感じもします。
追記です。Garban さんとだけ記しましたが、Durand 社のところでは
Fauré, Gabriel (1845 - 1924)
Quintette n° 2
pour piano à 4 mains
transcription pour piano à 4 mains par Lucien Garban
Durand ― DF 10130
とあります。ちなみに、フォーレの弦楽四重奏曲のピアノ編曲版が
2種類あり、編曲者は下記の通りです。
独奏用編曲は、Gustave Samazeuilh
連弾用編曲は、Alfred Cortot
ラヴェルのピアノ曲は人気があるのでしょう。日本では春秋社のほか
全音楽譜出版社、音楽之友社、ドレミ楽譜出版社など複数社から出ています。
競争原理で安くなるのだと思います。
フォーレのピアノ曲はラヴェルより人気の点で劣るので、春秋社以外では
ドレミ楽譜出版社ぐらいです。全音楽譜出版社、音楽之友社どちらも
フォーレの楽譜に対しては冷淡と思えるほど、わずかしか出していません。
室内楽はピアノに比べて二ケタほど需要が少ないのではないでしょうか。
フォーレも、ラヴェルも、国内版はスコアもパート譜もないと思われます。
>ピアノ五重奏2番の4手ピアノ版をご存知とはさすがですね。
>私は不勉強でよくわかりませんが、あれは誰の編曲なんでしょうか。
https://www.academia-music.com/academia/search.php?mode=detail&id=0114017400&title_type=score
によれば Garban さんのようです。
ええ、hasida さんのいう IMSLP とは、たとえばフォーレのピアノ五重奏曲第2番では
http://imslp.org/wiki/Piano_Quintet_No.2,_Op.115_%28Faur%C3%A9,_Gabriel%29
というところからダウンロードできるというわけです。
なんですけれど、ここにある前から某図書館などの蔵書を
某大学の研究室でコピーしてそれを後生大事に持っていると、
どこかで罪滅ぼしをしなくてはいけないかな、と思うことがあります。
>特殊関数とかガウスの超幾何級数なんかを自在に使いこなせるようになると
>楽しいだろうなあと思います。
そう思います。私は最近チェビシェフの多項式にはまっています。
大学の数学入試問題にあったり、回路のフィルタに応用されたりで、
面白そうです。
たしかに独学は大変で専門書も高そうですが、
WEB の断片的な情報を集めてコツコツとまとめ上げていくのも
またいいのではないでしょうか。
IMSLPではいかんのでしょうか?
ラヴェルは版権が切れてから楽譜が大幅に安くなりましたが、フォーレはどうなっているのでしょうか。ピアノ曲は春秋社のフォーレ全集でかなり求めやすくなりましたけど、室内楽はいまだに手が出ません。後期作品は需要も少ないでしょうから、商業的には難しいのでしょうね。
ピアノ五重奏2番の4手ピアノ版をご存知とはさすがですね。私は不勉強でよくわかりませんが、あれは誰の編曲なんでしょうか。
私は最近プチうつ状態なのでピアノを弾く元気がなく、数学や物理の方が落ち着きます。私は専門家でも何でもありませんが、特殊関数とかガウスの超幾何級数なんかを自在に使いこなせるようになると楽しいだろうなあと思います。この方面の参考書もかなり高価で、独学もなかなか大変です。
こんばんは。
>”どんな波もどんどん微分していけば、三角関数の塊で表せる”
>というような大雑把な理解でいいんでしょうかね?
私も大雑把な理解しかしていませんが、そういうことで間違いないと思います。
思えば不思議な原理です。滑らかな波だけでなく、鋸波でも矩形波でも、
同じように三角関数になってしまうのですから。
おまけに、AD コンバータや DA コンバータ、そして DSP のおかげで、
何でも式で計算すれば波が作れるのですからますます不思議です
>”世界の終りとハードボイルドワンダーランド”をお勧めします。
>村上春樹の話にしては珍しく人が死なないし、
>計算士がかっこいいです。結末は、???という感じですが。
>それに他作品とリンクするところがあまり無いようで、
>いきなりこれから読んでも楽しめます。
村上春樹の話はそんなに人が死ぬのですか。知りませんでした。
秋の夜長に村上春樹、秋に春もいとおかし、ですか。
こんばんは。秋の夜長を楽しむ季節となりました。
秋の夜長にはフォーレが似合います。
室内楽の全集については、昔からあるのがユボー達とコラール達なので、
どちらも何百回となく聴きました。おっしゃる通り、ユボー達の演奏に
コクを感じることが多くありました。コラールが淡泊というのも、
どことなくわかるような気がします。ただ、コラールも当時は若かったので
今またフォーレを弾いたらもっと違った解釈をするかもしれません。
ピアノ5重奏2番の楽譜は非常に高価で手が出せません。
いつも楽譜屋で見て、1万円を超える値札を見て諦めています。
誰かと一緒に演奏する機会があれば清水の舞台から飛び降りるつもりで
買うかもしれません。
4手ピアノ版の楽譜は実際にあり、私も連弾したことがあります。
オリジナルと同じく、デュラン社から出ていたと思います。
ともあれ、デュランをはじめ、フランスの楽譜はサラベールもリュデュックも高いのは不思議です。
>ヴァイオリンソナタ2番は不人気な曲ですが、
>もう少し聴かれてもいいでしょうね。
まったくそう思います。コンサートガイドを見ていると、
徐々にこの曲を弾く若手が増えているようです(成田達輝など)。
成田さんは行けなかったのですが、聴きに行けるのなら行って
恍惚感を味わいたいものです。
カラテオドリさんは、ちょっとついていけないので、
関心のあるフーリエ級数についてざっと勉強してみました。
”どんな波もどんどん微分していけば、三角関数の塊で表せる”
というような大雑把な理解でいいんでしょうかね?
でも、フーリエ級数がアナログ電子回路の姿をどんどん
変えてしまったのが、なんとなく納得できました。
フーリエさんのおかげで、携帯電話も
”こんなにちっちゃくなっちゃった!”
(マギーしんじ風)
ところで、村上春樹作品の年代順長編読破は
”ねじまき鳥クロニクル”を読み始めて止まっています。
そうとう内容がエグそうなので、ちょつと読むものが怖いかも。
まりんきょさんには、
”世界の終りとハードボイルドワンダーランド”をお勧めします。
村上春樹の話にしては珍しく人が死なないし、
計算士がかっこいいです。結末は、???という感じですが。
それに他作品とリンクするところがあまり無いようで、
いきなりこれから読んでも楽しめます。
”ノルウェイの森”は僕には面白かったですが、
けっこう人が死んでしまうし、京都の山奥の病院の部分は。。。(SFか?)
あとLGBTの人が怒ってしまうような内容もあり。。。
精神衛生的には良くないかも。
好き嫌いが激しく分かれそう。
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